児童英語教育への関心が高まるにつれ、書店や図書館で英語の絵本を数多く目にするようになりました。しかし本当に子どもたちに読み聞かせてあげたい質の高い絵本を選ぶのは、なかなか難しいですね。そこで絵本選びのヒントとして、コールデコット賞を受賞した2作品を紹介したいと思います。
※コールデコット賞とはアメリカの児童図書館協会が、その年の最も優れたアメリカの子ども向け絵本に対して与えられる権威ある賞です。受賞作品には、写真のように、CALDECOTT HONER BOOKのメダルが表紙に印刷されています。
最初に紹介する絵本は、2歳半の孫のお気に入りです。
『Have You Seen My Duckling?』 (Nancy Tafuri 作)
-ある朝、母ガモの留守中に8羽の子ガモの中の1羽が巣からいなくなります。
そこで帰ってきた母ガモと残りの子ガモ達で1羽を探しに出かけます。
「Have You Seen My Duckling? 」と母ガモが色々な生き物に尋ねます。
繰り返し読んでいると、孫もダックリン?と聞きながらページをめくってくれます。水辺の描写が美しいので、何回読んでも飽きることがありません。missing ducklingが絵のどこに隠れているかを見つけるたび、ふたりで顔を見合わせにっこりします。
次に紹介する絵本は『Tops & Bottoms』 (Janet Stevens 作)
これは小学生以上にお薦めで、親や先生から読んでもらうといいでしょう。クスっと笑える展開があり、絵の描写も芸術的です。怠け者のクマと働き者のウサギが、収穫した作物の上と下、どっち側を取るかに注目です。詳しく書くとネタばれになるので、続きはどうぞご自分で読んでお楽しみくださいね。
新潟エリア E.T