クリスマスはキリストの降誕をお祝いする日ですが、クリスチャンではない人たちも含め、多くの人々に愛されているイベントの一つになっていますね。
クリスマスが近くなると、ロンドンでは街中イルミネーションで飾られ、歩いているだけでも幸せな気分になります。
英国の学校・幼稚園では、それに関係した色々なアクティビティが数週間に渡って用意され、子供たちも楽しんでいます。
その中の一つをご紹介したいと思います。
🎄Writing a letter to Father Christmas (サンタさんにお手紙を書こう)🎅
英国の幼稚園では必須科目の一つに、Mark making activities (マーク作りのアクティビティ)というものがあります。Mark making materials(マーク作りの材料)を使って、印・絵を描く、アルファベット・単語等を書くなど、年齢や個人のスキルに合わせ、手首の柔軟な動きを発達させます。
Mark making materialsは、紙やクレヨン・鉛筆などだけではなく、
□ 砂と棒
□ PVA Glueとパウダーペイント
□ 水彩絵の具と模造紙
□ コンクリートの壁と水スプレー
など多数あり、目的に必要な材料を用意します。
これらを使って、自由にいろいろな方向に手首を動かすことで、描く・書くことの練習に繋がります。そして表記を認知できるようになれば、自然に書けるようになれるということです。
クリスマスの時期は、Mark making activitiesの一環として、「サンタさんにお手紙を書く」というアクティビティを行っている幼稚園が数多くあります。
今回用意するものは、クレヨン、マーカー、鉛筆やペン等と紙。
① 子供たちにサンタさんにお願いしたいクリスマスプレゼントは何か聞いてみます。
② 母国語が英語以外であるならそれを英語に置き換えて伝えてあげます。
③ 小さな子供たちには、その絵を描いてみるように促してみます。
少しでもアルファベットを書ける子供たちにはそのSpell(綴り)の見本を見せながら書いてみるよう促します。
何も言わなかった子供たちにも、絵を描いてもらうようにします。
ただの一本線や点だったり、グルグルと丸を重ねて描いたりしたものだったり、いろいろです。線を描く、カーブを描くなどのスキルに繋がります。
それを大人が見て、ただの落書きにしか見えないものも子供たちにとっては意味があるものです。さりげなく何を描いたか聞いてみたりしましょう。そして褒めてあげましょう。
④ 出来上がったお手紙を封筒に入れてもらいます。
⑤ あらかじめ少し大きめな箱で簡単なポストを作っておき、そこへお手紙を入れてもらいます。
子供たちがお家でも楽しめるアクティビティなので、試してみてはいかがですか?
アルファベット表記を書く練習にもつながると思います。
新潟エリア K.M