“Bucket list”
みなさんはこの言葉を聞いたことがありますか?
「バケツリスト」
そのままではまったく意味が分からないですが、「死ぬまでにやりたいことのリスト」という意味のイディオムです。
アートリンガルの先生たちと話していると、こういう知らないと意味が分からないような表現に遭遇します。
今日は、日常で私が聞いて「?」と疑問に思ったイディオムたちを3つご紹介します!
①“For good”
「いいことのため?」と思いがちですが、これは「永遠に」や「ずっと」という意味になります。
もともとは”for good and all”だったのが、省略形として”For good”となったそうです。(※諸説あり)
I’m moving to Italy for good.
(イタリアに永住する予定です。)
The shop is closed for good.
(そのお店は閉店することになった。)
②“From scratch”
「ひっかくところから?」惜しい!これは「地面にひっかいた線(=スタートライン)から」が転じて「ゼロから」「最初から」という意味になるイディオムです。
Did you make this cake from scratch?
(このケーキ、全部自分で作ったの?)
She set up the whole project from scratch.
(彼女はこのプロジェクトをすべてゼロから立ち上げた。)
③“Tell me about it.”
「それについて教えて!」と思いきやの、「本当そうだよね!」「全くだよ」「分かる!」と同意の意味になります。
なぜそうなるかというと、You don’t have to tell me about it.の省略で(※諸説あり)
1.(私も同じことを思っているので)それ以上言わなくていい。
2.(ウンザリして聞きたくないので)それ以上言わなくていい。
の2パターンとしての意味になるようです。
もちろん会話の文脈によっては、文字通り「教えて!」の意味になることもあります。
最後に、冒頭でも触れた“Bucket list”の由来について。
なぜ「バケツ」なのかについては、スラングの”kick the bucket”=「死ぬ」という表現からからきているようです。
なぜ”kick the bucket”が「死ぬ」という意味になるかについては、少々過激な内容となるのでここでは扱いませんが、気になった方はお調べください。
会話内では、“What’s on your bucket list?”(死ぬまでにやりたいことは何?)と使うことができます。
死ぬまでにやりたいことなんて、何だか重いテーマのように感じますが、普通に友達同士やバーで初めてあった人に対してなど、カジュアルな話題として使えるそうです。
今回ご紹介したイディオムたちも、ぜひ積極的にアウトプットしてみてください!
新潟エリア Y.T