英語を習得する方法として洋画を観るという方法があります。
最初に日本語字幕で観た後、英語字幕をつけて観ると内容が理解出来るのでオススメです。
今日のブログでは、2019年に話題になった映画ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOODをご紹介します。
(※まだ観てないという方は、ネタばれになるのでご注意下さい)
みなさんには辛い過去がありますか?
その過去が「書き換え可能」と言われたらどうしますか?
60年代、ヒッピームーブメントで浮かれ気味だった当時のアメリカで、残虐な事件が起こりました。
あるヒッピーのカルト集団が「金持ちなら誰でも良い」とある有名女優の家に侵入しました。
当時妊娠8か月だった彼女は「この子を産んでから私だけを殺して」と涙ながらに訴えましたが残虐な手口で殺害されました。
この悲惨な事件は、今もなお人々の記憶に残り続けています。
実際に起こったこの事件を元に作られた映画”ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD”。
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが演じる爽快なキャラクターが、事件の真相とは違い、愉快で笑える展開に「書き換える」というハッピーエンディングになっています。
映画の題名に使われている”ONCE UOPN A TIME”の意味をご存知ですか?
日本語の「昔々あるところに」と同じようにおとぎ話のはじめに使われます。
海外のおとぎ話は基本的にハッピーエンディングなので、映画の終わり方がハッピーである事を表しています。
さて、「悲痛な過去を書き換えて今を幸せに生きる」という映画監督のアイディア。
実は心理学の“過去の乗り越え方”にも基づいているんです。
アドラー心理学では「自分の過去は、自分で明るい思い出に編集可能」としています。
ずっと悩んでいる過去があるなら、いっその事この映画のように”ONCE UPON A TIME”(昔々あるところに…)と自分で楽しい思い出に書き換えてしまう、という方法もアリなのではないでしょうか?
広島エリア K