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フランス国旗が変わった?!

みなさんこんにちは!新潟はすっかり冬模様で、荒れた天気が続いています。これからもっともっと寒くなってきますので皆さんも体調管理には十分お気を付け下さい!

さて、今日は先日話題になったフランスに関するニュースをご紹介します。すでにニュースをご覧になったかたもいらっしゃるかと思いますが、なんとフランス国旗のデザインが2018年にこっそり変更されていたことが、最近になって判明しました。通称トリコロール(Tricolore)と呼ばれる青・赤・白で構成されたフランス国旗をみなさんも1度はご覧になったことがあるかと思います。この有名な三色旗は1789年のフランス革命時に発案され、パリ市民軍の標章である青と赤に、ブルボン朝の象徴である白百合の白を加え誕生したというのが通説です。

今回変更となったのは青の部分の色。2018年にマクロン大統領の命でこれまでのブライトブルー(明るい青色)からコバルトブルーに変更されましたが、公に発表されることなく最近になってようやく判明し国民を驚かせました。現行のフランス憲法において「青・白・赤」の具体的な色合いについての規定はないため、大統領が細かい色調の指定に関する決定権を持っています。実際、1976年に当時のジスカールデスタン大統領が大統領官邸であるエリゼ宮などに掲揚される国旗の青色部分を欧州連合の旗に合わせてネイビーブルーからブライトブルーへ変更しています。今般の変更はマクロン大統領のフランス革命当時の色見に戻したいという希望によるものと言われており、演説時に大統領の背後に設置される旗は2018年の変更後すぐにコバルトブルーのものが使われ、エリゼ宮などに掲揚される旗は2020年から変更されました。

普段何気なく目にしている国旗ですが、色まで気にして見ることはほとんどないと思います。ちなみに日本の国旗の赤は紅色(紅色)と定められているようですね。今回のニュースを見て、改めて国の象徴である国旗の奥深さを感じました。

 

新潟エリア R.Z

Published inフランス語ブログ