これから英会話を始めてみようと
考えているあなたに

文法について 2

4)S+V+O+O [主語+動詞+目的語+目的語]

I gave my mother a lot of roses on Mother's day. (私は母の日に、母にたくさんのバラをあげた)

この構文はS+V+O の構文に、O がもうひとつついたものです。
目的語には二種類あります。
直接目的語 (Object direct) と間接目的語 (Object indirect) です。
前者はこの例文でいうと roses です。つまり、「何を~した」の “何” にあたるものです。
間接目的語は「誰に何をする」の “誰” にあたります。この文では my mother です。

また、目的語を二つとれる動詞というのは限られているので、その動詞が分かれば、これはS+V+O+O の構文だなと分かるようになります。最もよく登場する動詞をあげておきましょう。

  • give
  • buy
  • ask
  • tell
  • bring
  • sing
  • lend
  • pay
  • make
  • answer
  • hand
  • get
  • cost
  • leave
  • write
  • find
  • show

ただし、このような動詞が使われていても、この構文ではないときがあります。
例えば、

I gave a lot of roses to my mother on Mother's day.

にしますと、to my mother は副詞句となってgave を修飾することになり、この文は S+V+O になります。

He gave me 10,000 yen. (彼は私に一万円くれた)
Please show me your picture. (写真をどうぞ見せて下さい)

5)S+V+O+C [主語+動詞+目的語+補語]

I found her attractive. (彼女は魅力があると私は思った)

この構文では、attractiveher についての説明です。つまり補語は目的語を補って説明しているわけです。
もし、I found her. だけの文であれば、「私は彼女を発見した」となり意味は全然違ってきます。
「彼女が魅力的であることを発見した」は her と attractive の密接なつながりによって生まれます。

例文:
I'll make you happy no matter what happens. (どんなことがあっても君を幸せにするよ)
We call our dog Rocky. (私たちの犬をロッキーと呼んでいます)
Let's keep this a secret. (これは秘密にしておこう)

この構文を導く動詞も限定されています。

  • find
  • make
  • think
  • call
  • name
  • paint
  • leave
  • elect
  • keep
構文のまとめと復習

次の英文の文型は何でしょう?

Most scientists have traditionally believed scientific fraud to be rare or nonexistent. Nevertheless it has recently become a very hot topic.

分析してみると…

Most scientists have traditionally believed scientific fraud to be rare or nonexistent. (S+V+O+C)
Nevertheless it has recently become a very hot topic. (S+V+C)
(たいていの科学者はこれまで、科学的な欺瞞はあったとしてもまれであるか、まったくないと伝統的に信じてきた。しかし、この問題は最近非常にホットな話題になっている)

このように、文の構造を理解することによって、話す時、読む時、書く時に、どこに重点をおいていけばよいのかが容易につかめるようになることと思います。英語の細部にとらわれるのではなく、大胆に中心要素を切り込んでいくことで理解がさらに簡単に、また深くなることでしょう。

他にも様々な文法事項がありますが、個人個人のレベルや必要に応じて習得して、自然に、文法を意識せずに口からでてくるようになるまで練習することをお勧めします。

最初に述べたように、文法は必ずしも絶対的なものではありません。しかし、あなたが何かを考え、伝えようと思い、それを口に出して相手に分かってもらう際の力強い助っ人として、大いに役に立ってくれることでしょう。

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