先日、ネットのニュースでこんな記事を見つけました。
アフリカのある村では誰かが悪い事をした時、その人を村人たちでとり囲み
その人がこれまでして来た良い行いを2日間言い続けるとのこと。
人は誰もが良い心を持っていますが、心の底から助けを求めている時に、孤独な気持ちが”悪”として表にでてしまうことがあります。
その”悪”を断ち切り元の”良い状態”に戻す為
責め立てるのではなく愛のことばで良い心の方向へと導く。
この話を聞いて「アフリカの人達は自己肯定感が高いのではないか」と思い調べてみました。
2016年に青年海外協力隊が実施した自己肯定感の国際比較によると 「自分に満足しているか」「自分の参加により社会現象を変えていけるか」という項目で アフリカは1位、日本は最下位でした。
こんなにも大きな差が!
何故このような結果になるのか考えてみると…
アフリカの人々が自己を肯定できるのは「誰も見捨てる事なく互いの存在を認め合うこと」が小さい頃から身についているからかもしれません。
それに比べて日本では謙遜することが美とされていた歴史があまりにも長く、他人との調和を保つために自己主張よりも「みんなと同じであること」が最も重要とされてきました。
想像して下さい。他人より少しでも劣っていると「みんなみたいにちゃんとしなさい」と言われる子どもたち。
努力して他人より出来ることが増え褒められたとしても「調子に乗らない、謙遜しなさい」と言われ、少しでも悪い事をするとこっぴどく叱られる。
この環境で、一体どう自分を肯定すれば良いのでしょうか。
子ども時代のこうした経験から、大人になって自己肯定感を高めようとしても急に変えることは難しいですよね。
必要以上に自分を責めることなく、自分を肯定出来るこの村の素敵な習慣。
落ち込みやすい私も子ども時代にこの環境が身近にあったらな、と少しうらやましくなりました。
広島エリア K