イギリス人に愛されている公共の場の一つであるPub(パブ)について、自分の体験を含めてお話ししたいと思います。
Pubとは、Public House(パブリックハウス)の略で、イギリスにおいての酒場の意味です。街中だけではなく、静かな住宅街にもちらほらと見かけます。Pubでは、カウンターで好きな飲み物を注文し、その度料金を払い自分たちの座っているテーブルや立ち飲みできるカウンターに持っていきます。
私が初めてイギリスの友人たちと数人で行ったときは、まずその中の一人が全員分を注文して代金を支払いました。私は何を頼んだら良いのか分からなかったので、とりあえずみなさんと同じものをお願いしました。するとその友人は、大きなグラスにギリギリまで注がれたビールを溢さない様に持ってテーブルに着きました。
このグラスは‘Pint Glass‘と言い、‘Pint‘とは‘ml‘のように容量を表します。そこにギリギリ注がれているビールの容量が‘One pint‘ということになります。
少し時間がたち、もう一人がカウンターに行き飲み物を運んできたのですが、これを‘Buy a round(バイ・ア・ラウンド)‘と言うそうです。まだ飲み終えていない私の前にも、‘A pint of beer‘がドーンと置かれました。このような感じで‘My round(私の番)‘と言いながらまた一人と順番にビールを買いにカウンターに行き、時間が過ぎていくにつれて自分の前には手付かずの複数の‘Pints‘が貯まってしまいました。ラストオーダーの鐘が鳴ってしまったので、最終的には飲み足りない友人たちに飲んでもらったことを憶えています。
Pubも2-3回通ううちに要領を覚え、‘A pint‘の半分の量‘A half pint‘を頼むようになり、必要ないときはハッキリ今はいらない事を伝えるようになりました。
ちなみにイギリスでは、Pubに行くときの誘い方に
“Do you want to go for a beer?” の代わりに
“Do you want to go for a pint?”という感じに
BEERをPINTと置き換えて言う人もいます。
Pubの中には食事ができるところもあり、特に日曜日のお昼などにゆっくり時間を過ごす人々も大勢いるので、お酒が飲めない方も楽しめる場所でもあります。
新潟エリア K.M