皆さんこんにちは!開催が危ぶまれていた東京オリンピック2020がついに始まりましたね!
柔道では日本がメダルをたくさん取っていて、さすがでした!ちなみに、今般のオリンピックで初めて行われた柔道の「男女混合団体戦」ではフランスが優勝したことはご存じでしょうか。
実はフランスでも柔道はとても人気があって、たくさんの人が学校の授業やお稽古として柔道を習っています。日本の柔道人口はある調査によると約20万人だったそうですが、対するフランスは約80万人と日本の4倍にもなります。なぜフランスでこんなに柔道が人気になったのでしょうか。
フランスと柔道の出会いは1935年に「フランス柔道の父」と言われる、川石酒造之助(かわいし みきのすけ)が渡仏したことから始まりました。彼は外国人に対する柔道教授法を考案して、日仏柔道クラブを設立しました。第二次世界大戦中はやむなく日本に帰国しましたが、終戦後に再びフランスへ渡って柔道を教え、彼の弟子である故ベルナール・パリゼによって1950年代にフランス柔道ブームが始まったそうです。パリゼはフランス人で初めて世界柔道選手権大会(1956年)に参加し、58年には銅メダルを獲得しています。
フランス人が柔道を習うのは「集中力をつけたい」や「礼儀正しくなりたい」といった理由が殆どのようです。柔道を習って強くなりたいというよりは柔道精神の核である「規律正しさ」や「厳格さ」に魅力を感じている人が多いのでしょう。より強くなりたいと考える人は様々な技を駆使する柔術や護身術をしています。
今回のオリンピックを通じて世界でますます多くの人が柔道に興味を持つでしょう。3年後のオリンピックでも柔道には大注目ですね!
新潟エリア R.Z